石塚 洋一, 竹浪 史晃, 三井 健司, 宮木 直人

近年,省エネルギー化の観点からスイッチング電源への注目が高まり,要求も厳しいものとなってきている.本研究は,絶縁形DC-DCコンバータの制御手法に関する研究である.コンバータの制御部分における独自のディジタルPulse Width Modulation (PWM)制御手法及び,ディジタル伝搬用アイソレータを用いた新しい絶縁方式を提案し,むだ時間をnsecオーダーに低減させ,制御回路の高速な応答の実現を目的とした.試作した580kHz駆動絶縁形DC-DCコンバータ及び制御システムを用いて実験・検討を行い,むだ時間を約14nsecに低減したこと,また制御系の動作やレギュレーション特性を確認し,本回路の有用性を示した.

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J97-B   No.12   pp.1126-1133
発行日: 2014/12/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: 電子通信エネルギー
キーワード: 
DC-DCコンバータ ,  むだ時間 ,  アイソレータ ,  ディジタル制御 ,

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